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有罪もらとりあむ [自分ガタリ]

3月9日の出来事なのだけど、
この頃うまくニッキが書けなくて保留にしてました。
upしたのは4月19日です。

*****

久しぶりに川原へ散歩に行きました。

(花粉症なので、果敢な行動)

去年も演奏会が終わった後に行ったなぁ。

・・・ということは1年ぶり?

それだけ長いこと行かなくても大丈夫になったのかと思うと同時に。
毎年同じような時期に不安定になっているというのも実感してしまう。

結局、オーボエにまつわるエトセトラは
出会ったときから精神安定剤なんだと思う。

失えないと思った人生のプラスアルファ。

以前2つあると書いたけれど、
1つを失ったのと入れ替えで訪れたのがオーボエでした。


相変わらず休日の川原は人がたくさんいます。

中学生らしき女の子が3人で楽器の練習をしていて。
フルートとクラリネットは聴き慣れた楽器だけど、
アルトサックスは滅多に聴かないので懐かしかった。

あまりにちらちらと見てしまったので、帰る頃にはすっかり不振がられ、
「1時間くらいいるよね・・・」という声が聞こえてきました(苦笑)。

自分が女でよかったよ。
男だったら絶対アブナイ人扱いされてたよね。

帰ってきて母に話したら、
「話しかければよかったのに」といわれました。

(そういうとこがやっぱり母娘)

私もそう思ったんだけど。
仲良く合奏したり、おしゃべりしたりしていたので、
タイミングがつかめなかったのです。

吹いていた曲はほとんど知っている曲だったし、
楽器のことや学校のこと、おしゃべりしてみたかったな。

きっと。

彼女たちは私が練習したのと同じ音楽室で、
毎日過ごしているんじゃないかと思います。


彼女たちの倍生きている自分が
今でも楽器を吹いているというのは
よく考えるととても不思議です。

この15年の間にそれはそれはたくさんの時間が流れ、
あっちに行ったりこっちに行ったりしながら、
恐ろしい数の人ととすれ違ってきたわけで。

だけどこの手にはずーっと楽器があって。
人の輪の中に入っていけてるんだよね。

でも。

あの頃と違ってフルートじゃなくオーボエを吹いていて。
その場所は吹奏楽ではなくオーケストラで。
学校の部活動ではなく会社のサークルで。

変わっているようで変わっていなくて、
変わっていないようで変わってるんだな。

それは、ちょっと苦しい。

それほど成長はしていないのに、時間だけは重ねてる。
外見は変わらないのに、中身は刻々と変わっている。

それは、ときとして不安。

30歳を目前にして本当に情けないけれど、
最近モラトリアムってこういうことをいうのかなと思います。
椎名林檎さんに無罪モラトリアムというアルバムがあるけど、
私の場合は有罪モラトリアムなんだろうなぁ。


2日前の夕ごはんは思い出せないのに、
15年前の日々は結構鮮明に覚えています。

フルートで吹いた曲のことも。
音楽室から見ていた景色も。
頭や心に持っていたものものも。

今でも校舎を迷いなく移動して、
その場で起こったことをたくさんいえると思う。


時間と記憶。

それは自分の中に確実にあるのに、
あやふやで不思議なものだと思う。
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